183.ラベンダー・イングリッシュ マンステッド

イングリッシュ系ラベンダーについて
イギリスに導入され様々な品種が作られて発表されたことからイングリッシュラベンダーと呼ばれることとなった。古くはスピカ(spika)ラベンダーと呼ばれたが、スパイクラベンダー(latifolia)と混同されたため、香りのよいイングリシュがベラ(vera)の名前になった。しかし混乱は続き、スピカとも呼ばれつづけ近年でアングスティフォリア(angustifolia)で統一されることとなった。細長い葉は灰色がかった緑で古くなると灰色が強くなる。最も用途が幅広く利用しやすい。

ラベンダー・イングリッシュ マンステッド

科名

シソ科

学名

Lavandula angustifolia "Munsted"

別名・和名

---

草丈

40〜60cm位

花の色

藤〜紫

開花時期

6〜7月

生命サイクル

常緑低木

特性

1916年にイギリスのGertrude Jekyllによって作出、紹介された。伝統的なエリザベス王朝のノットガーデンの縁取りに使われた。イングリッシュによく似るが、花の蕾が白っぽく開花の直前に紫に色づく。

耐寒性

耐寒性あり

耐暑性

耐暑性あまりない

利用法(調理法)

薬用・料理・ティー・染色・クラフト・ガーデニング等の利用に向いている。

花を肉料理の臭みけしや風味づけ、ケーキやクッキーなどに焼きこむ。ドライにした花をお茶にする。安眠とリラックス効果があり、茎葉を混ぜてお風呂にもよい。殺菌や収斂効果もあり化粧品に使われている。ポプリを袋につめ、枕もとに置くと安眠を得られたり、シューズキーパーにすると防臭効果がある。

利用法(調理法)

日当たり良く乾燥気味の土を好む。高温多湿が苦手なので排水よく、庭に植えるなら盛り土をして植えるとよい。花が終わったら株を全体の三分の一ほど軽く刈り込む。

© Copyright 2005 Fukuurara. All Rights Reserved.