185.ラベンダー・イングリッシュ ロゼア

イングリッシュ系ラベンダーについて
イギリスに導入され様々な品種が作られて発表されたことからイングリッシュラベンダーと呼ばれることとなった。古くはスピカ(spika)ラベンダーと呼ばれたが、スパイクラベンダー(latifolia)と混同されたため、香りのよいイングリシュがベラ(vera)の名前になった。しかし混乱は続き、スピカとも呼ばれつづけ近年でアングスティフォリア(angustifolia)で統一されることとなった。細長い葉は灰色がかった緑で古くなると灰色が強くなる。最も用途が幅広く利用しやすい。

ラベンダー・イングリッシュ ロゼア

科名

シソ科

学名

Lavandula angustifolia "Rosea"

別名・和名

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草丈

40〜60cm位

花の色

ピンク

開花時期

6〜7月

生命サイクル

常緑低木

特性

1937年以前におそらくイギリスで発表された品種。イングリッシュよりやや大きく直立して育ち丈夫。ピンクの花は実際には青みがかった薄紫色。

耐寒性

耐寒性あり

耐暑性

耐暑性あまりない

利用法(調理法)

薬用・料理・ティー・染色・クラフト・ガーデニング等の利用に向いている。

花を肉料理の臭みけしや風味づけ、ケーキやクッキーなどに焼きこむ。ドライにした花をお茶にする。安眠とリラックス効果があり、茎葉を混ぜてお風呂にもよい。殺菌や収斂効果もあり化粧品に使われている。ポプリを袋につめ、枕もとに置くと安眠を得られたり、シューズキーパーにすると防臭効果がある。花色がピンクなのでドライにすると色がくすんでしまう庭植えや切花に向く。

利用法(調理法)

日当たり良く乾燥気味の土を好む。高温多湿が苦手なので排水よく、庭に植えるなら盛り土をして植えるとよい。花が終わったら株を全体の三分の一ほど軽く刈り込む。

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